新たな街中の移動手段をつくる
街の移動は公共交通機関に沿ったものがほとんど。電車が移動の中心となっており、駅に人が集まり、駅を中心に街は発展してきた。だが、街の魅力は駅周辺だけに限ったものではない。街に点在する魅力を再発見するためのインフラの整備が求められている。
LUUPは、電動キックボードや小型の電動自転車などのモビリティを使って街中を移動できる短距離移動インフラのサービス。東京・大阪・京都・横浜・宇都宮・神戸・名古屋・広島など、各都市にて提供している。
ユーザーは「ポート」という移動のハブに設置されたモビリティに、アプリを使って乗車し、目的地のポートで返却することができる。利用料金は30分ごとに200円。頻繁に利用するユーザーに向けたサブスクリプションプランも用意されている。
ユーザーは返却時に乗り心地に関するフィードバックを行うことができ、受けたフィードバックを踏まえて、LUUPはモビリティの改善に反映。製造工場との連携を密にすることで、2〜3ヶ月という短いサイクルでハードウェアもアップデートしている。
ポートオーナーとなるのは、活用したいデッドスペースや、空いている駐車場を持つ人だ。場の提供への謝礼は少額ではあるが、デッドスペースを有効活用できるだけでなく、ポート間をユーザーが移動することで、人の呼び込みができる点がポートオーナーのインセンティブになっている。
LUUPは、ディベロッパーやまちづくり協会など各地のプレイヤーと連携して、ポートの拡充を後押しする。地域のプレイヤーは、ユーザーの移動、ポートの配置といったデータを活用して街の活性化に取り組もうとしている。
同社は、車両数やポート数、展開エリアの拡大に取り組んでおり、安全講習会の実施などと合わせて、次世代の交通インフラを普及させるためのチャレンジを重ねている。