実物大の象が問いかける、人と自然の共存の形
南インド・ニルギリ地域では、外来植物ランタナの繁殖が課題となっていた。トゲが多く成長の早いこの植物は、一度広がると森を覆い尽くし、在来植物の再生を妨さまたげる。そのため森林の多様性が失われ、土地の環境は大きく変わってしまうのだ。こうした変化は野生動物にも影響をおよぼし、とりわけ象にとっては深刻である。食べ物や通り道が減ったことで人里に現れるようになり、畑を荒らすなど人間の生活と衝突を起こす。農作物の損失や人身事故が起きるたびに、ランタナも象も地域の人々から「厄介な存在」と見なされてきた。
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