「サブスク」のパイオニア
すっかりサブスクリプション型のビジネスは一般的になった。Netflixは、間違いなくこのビジネスモデルを広げたプレイヤーのひとつだ。
テレビ番組や映画などを世界190カ国以上でインターネットを通じて配信しており、視聴者はスタンダードプラン1,490円、プレミアムプラン1,980円を支払うと、配信されているコンテンツを視聴できる。プランによる違いは、同時視聴可能なデバイス数や、視聴の際の最高画質だ。2022年末時点でのストリーミング総契約数は、約2億3000万件を超えている。
Netflixでは各国大手制作会社と提携し、オリジナルコンテンツの製作にも力を入れている。他の映像コンテンツのサブスクリプションサービスを提供するプレイヤーも増えており、権利を持っている作品については、自社のサービスでの配信に限定する動きもある。オリジナルコンテンツの製作は、自社サービスの競争力を高めると共に、一度退会したユーザーに再入会を促す役割も果たしている。
既存コンテンツに、オリジナルコンテンツと、Netflixが配信する映像コンテンツは多岐に渡るが、ユーザーの興味に合わせてパーソナライズされた映像を推薦する仕組みがある。ユーザーがどんな作品を視聴しているかというデータに基づき、適切な推薦を行うためのアルゴリズムを開発している。作品が増えれば増えるほど、求めている作品とは出会いにくくなるため、作品数を増やしているNetflixにとって、このアルゴリズムは欠かせない。
近年では、広告つきプランの提供を開始。同プランでは、作品の本編開始前や本編の途中で広告が配信されるが、その分料金は月額790円と安くなっている。この安い料金に惹かれて、ユーザー数も成長している。
Netflixの広告は、性別や年代、エリア、コンテンツジャンルなどの種別でのターゲティングを行った上での配信も可能となっており、企業が広告を出稿するためには最低150万円の手数料がかかる。こちらはまだ始まったばかりだが、同社の収益源としての成長が見込まれる。