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株式会社集英社

ジャンプルーキー

『週刊少年ジャンプ』が仕掛けるマンガ家育成の仕組み

基本情報

企業名
株式会社集英社
公式サイト
https://rookie.shonenjump.com/
タグ
  • マンガ
  • アプリ
  • 広告収入
  • エンターテインメントビジネス

逆説の構造

  1. 起点
    新人向けマンガ投稿アプリ
  2. 定説
    広告収益は運営者のもの
  3. 逆説
    広告収益は投稿者のもの

ビジネスモデルの解説

広告収益が100%マンガ家に還元される

「ジャンプルーキー!」は集英社が運用しているマンガ家の卵たちのためのサービス。彼らがお金を稼ぐには、大きな賞などをとって有名雑誌に連載というのがよくあるパターンだと思う。当たり前だけれども、売れるまではマンガ家の卵たちは苦しい状況が続く。しかし、ジャンプルーキー!では有名ではないマンガ家にも収益を得る手段を提供している。また、手軽に少しでも収益が得られることで、「プロのマンガ家にまでなろうとは思っていないけれどもマンガが好きで描きたい人たち」が、より創作活動を続けやすいサービスとなっている。
仕組みはシンプル。「マンガ家たちがアプリにマンガを投稿する→読者は全作品を無料で読める→読み終わったら広告が表示される→広告収入がマンガ家に支払われる」という流れ。大きな特徴は、広告収益がすべてマンガ家に分配されるところにある。具体的には、「広告の閲覧数=自分のマンガが最後まで読まれた数」に応じてマンガ家に広告収益が入る形になっている。広告はマンガ読了後に表示されるため、最後まで読んでもらえるような面白いマンガを描こうとする動機が生まれる仕組みだ。 もうひとつのユニークな点は、マンガ家と読者の距離が近いこと。「いいね!」機能やコメントで読者がマンガ家を直接応援できるから、まだ世に出ていないマンガ家にも読者からのリアルなフィードバックを受け取る機会が与えられる。一方、読者はまだメジャーになっていないマンガ家を見つけて応援する楽しみがある。 では、広告収益を作者に100%還元してしまう集英社は、どこで儲けを出すのか? ジャンプルーキー!内で人気ランキング上位の作品が毎月実施される漫画賞にノミネートされ、そこで入賞すると、『少年ジャンプ』本誌やWeb版の『少年ジャンプ+』などの各誌に掲載されることによってまかなわれる。掲載作品が連載されると、単行本の売上として集英社に利益が入るからだ。なにより集英社にとっては、多くのマンガ家を若いうちから集めることができるので、未来の『少年ジャンプ』を背負う人気マンガ家の発掘にもつながっている。
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