逆説の構造
「逆説の構造」とは、そのビジネスにおいて「何が創造的なのか?」を考えるためのフレームワークのことをいう。このフレームワークは、①起点から定説をとらえて、②逆説を生み出し、③起点と逆説を組み合わせる、という構造になっている。

「逆説」を考えるためには、まず「起点」を設定する必要がある。「起点」とは、これまで見てきたとおり、「そのビジネスが一般的にいうと何を提供しているのか」もしくは「主な事業領域」を表す。
「定説」とは、「起点」となるものが世の中でどんなイメージを持たれているか、どんな当たり前があるのか、ということ。「普通はこうだよね」といえる何かを見つけるためには、その業界のことを知らなければならない。
「逆説」とは、「定説」に対して「何が逆なのか?」を表すもの。定説さえしっかり読み取れれば、逆説を見つけるのは簡単。ただ、逆説は1つではない。1つの定説に対して複数の逆説が考えられることもある。
詳しい考え方については「ビジネスモデル2.0図鑑」に書いてあるので参照されたい。